先日4/17、船橋競馬場にて地方交流重賞であるマリーンカップ(G3)が開催され、ラーゴブルーが地方所属馬として12年ぶりに制覇しました。
当レースは、南関東地区所属馬7頭、他地方地区所属馬3頭、JRA所属馬4頭の計14頭がフルゲートと定められているのですが、フルゲートに比してJRA枠が少ないのが特徴です(他の交流重賞も似たようなもの)。
これは、地方交流重賞が「地方競馬を盛り上げるためのイベント」的な要素が強く、できる限り多くの地方所属馬を出走させて、JRAの強豪馬達と対決させるという趣旨に寄るところが大きいです。
ただ、ラーゴブルーが12年振りに地方馬として優勝していることからも分かるとおり、実際はJRAと地方の馬のレベル差は歴然としており、交流重賞のほとんどをJRA馬が独占している状況となっています。
そのため、JRA馬(特にダートを主戦場とする牝馬)にとっては、多額の賞金を獲得できる貴重な機会と化しており、もはや「交流重賞に勝利する」ことよりも「少ないJRA枠」に入ることが目的化しています。
私の愛馬であるビスカリアも当初出走を予定しておりましたが、収得賞金が足らずJRA枠4頭の中に入れませんでした(補欠順位7位)。

収得賞金額上位4頭しか出走できない。
地方交流重賞の趣旨からJRA枠が4枠しかないのは致し方ないですが、それより早急な改善が必要なのは「JRA枠が決定したあとの処置」です。
今回のマリーンカップでは、オウケンビリーヴ・リエノテソーロ・アイアンテーラー・ゴールドドリームの4頭に決定したのですが、この決定後に「補欠馬の繰上げ期限」なるものがあり、この期限を過ぎると補欠馬の繰上げができなくなるのです。
実際、ゴールドドリームが別の地方交流重賞である「かきつばた記念」へ出走することにしたため、マリーンカップを回避する事態になりました。
「補欠馬の繰上げ期限」を過ぎたあとの回避であったため、補欠順位1位のクイーンズテソーロが繰り上がることはなく、結局JRA馬は3頭のみの出走となってしまいました。
あくまで規則に基づいた回避であるため、ゴールドドリーム陣営に非はありませんが、「補欠順位1位のクイーンズテソーロが出走機会を奪われたこと」は紛れもない事実であり、選考側はこのようなことがないよう早急ひ規則の改正をすべきと感じました。
少なくとも「補欠馬の繰上げ期限」というなんのメリットも見い出せない規定はなくし、このたびのような回避馬が出た場合にすぐに補欠馬から充当する必要があると考えています(でないと補欠馬の意味がない)。
わたしの出資馬であるビスカリアは補欠順位7位であったため、直接の影響はなかったですが、仮に補欠順位が1位だったら、出走機会を奪われたことになったためかなり憤慨していたと思います。
いずれにせよ、選考側はすみやかな規則の改正を行って欲しいものです

出走を希望する競走馬たちにちゃんと機会を与えていくべきだよね!
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