「1回分の資金」で2度の抽選を受ける
今回試したのがこの方法です。
ここで「1回分の資金」は、IPO申込みをする際に必要な資金を指します。
たとえば、先日当選発表があったピアズですと、公募価格が36.2万円だったので、この36.2万円が「1回分の資金」となります。
通常は、IPOを証券会社に申し込んで抽選を受けるには、それぞれ「1回分の資金」が必要になります(前受金不要の証券会社を除く)。
SMBC日興証券とSBI証券で試してみたら成功!
両証券会社とも、「1回分の資金」が必要になるため、上記のピアズの例でいくと、通常は72.4万円(36.2万円×2)の資金が必要になります。
これが裏技を使うと36.2万円だけで両証券会社の抽選を受けることができました。
必要なものは?
両証券会社ともキャッシュカードを発行しているため、これが可能でした。
必要なものは下記のとおりです。
- 日興カード
- 住信SBIネット銀行のキャッシュカード
- 住信SBIネット銀行アプリ
「日興カード」はSMBC日興証券専用のキャッシュカードでして、三井住友銀行やセブン銀行のATMなどにおいて手数料無料(一部時間)で即時に入出金ができます。
持っていない方は、専用デスクに電話すれば、申請書を送ってくれるので、それを返送すればすぐ作成できます。
住信SBIネット銀行は、ハイブリッド預金に振り返れば即時でSBI証券の口座として使用できるようになっています。
そのため、住信SBIネット銀行のキャッシュカードは、SBI証券のキャッシュカードとしての機能も備わっているのです。
また、住信SBIネット銀行のアプリはハイブリッド口座に資金を即時に移動するために必要になります。
「資金が必要になる日」と「当選発表時間」の差を利用
これがミソになります。
SBI証券、SMBC日興証券ともに幹事であるときに利用できます。
例えば、ピアズでは両証券会社とも幹事になっており、ブックビルディング期間は6/11(火)まででした。
両証券会社ともこの期日までにブックビルディングの申込みをする必要があるのですが、「資金が必要になる期日」が異なります。
SMBC日興証券では、ブックビルディングの申込み期日、すなわち6/11までに資金を用意する必要がありますが、SBI証券は翌日12日の18:00までに資金を用意すれば大丈夫なのです。
また、SMBC日興証券の当選結果は12日の16:30頃にメールで通知されるため、この差を利用するわけです。
裏技の具体的方法
ずばり、SMBC日興証券の落選後、速攻でSBI証券に資金を移すのです!
具合的な時系列は下記のとおりです。
- SMBC日興証券の当選結果は遅くても16:45頃に判明するため、落選していたら資金拘束が解除される。
- 「日興カード」を使って即座に資金をSMBC日興証券から出金(三井住友銀行かセブン銀行なら手数料無料)。
- 同日の18:00までに「住信SBIネット銀行のキャッシュカード」を使って住信SBIネット銀行へ入金(手数料は常に無料)
- 「住信SBIネット銀行のアプリ」で、3で入金した資金をハイブリッド預金へ振り替え。
ということになります。
こうすることで、SBI証券でも抽選対象になることができ、無事に落選もしてSBIチャレンジポイントもゲットできました。
まとめ
必要な手順がいくつかあり、上述の時間帯はあらかじめ予定を空けておく必要がありますが、IPO投資の資金繰りが厳しい方には効果的な裏技になります。
手順が慣れてくれば、ルーティンでできる作業になってくるので、是非挑戦してみることをオススメします。

資金が少なくてもIPO抽選を多く受けることができて凄い!
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